7月
11
1992

【宅建過去問】(平成04年問01)土地に関する知識

【過去問本試験解説】発売中

土地に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 扇状地は、砂礫層からなるので、構造物の基礎について十分な支持力を得にくい。
  2. 地すべり地は、安定していても、盛土をすると、バランスをくずし、再びすべることがある。
  3. 軟弱地盤は、盛土をすると、隣接する既設構造物に影響を及ぼすことがある。
  4. 崖錐堆積物におおわれた地域は、一般的に、切土をすると、崩壊や地すべりを起こしやすい。

正解:1

1 誤り

扇状地とは、河川が山地から平地へと下る谷の出口に、河川により運ばれた砂礫が堆積することで形成される平坦地である。地形図上では、同心円状の等高線を描く。
砂礫で構成されていることで分かるように、扇状地は水はけがよく、地下水位が深い。このため、建築物の基礎として十分な支持力を持つ。しかし、谷の出口であるため、土石流などのリスクが高く、この点には注意が必要である。

18-50-3_2 20-49-2

本肢は、「構造物の基礎について十分な支持力を得にくい」とする点が誤り。

■類似過去問(扇状地と土石流)
  • 平成22年問49肢2(扇状地の地盤は非堅固。土石流災害に対し安全:×)
  • 平成22年問49肢3(土石流は、斜面崩壊危険地で確率大:◯)
  • 平成20年問49肢2(扇状地は山地から平野部の出口で、勾配が急に緩やかになる所に見られ、等高線が同心円状になるのが特徴的である:◯)
  • 平成18年問50肢3(扇状地とは、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積し、平坦地になった地盤である:◯)
  • 平成13年問49肢2(扇状地では土石流の危険性が大きい:◯)
  • 平成12年問49肢3(扇状地の地盤は非堅固。土石流災害に対し安全:×)
  • 平成08年問01肢1(扇状地の土石流・洪水流の危険性は地形図・空中写真で判別可能:◯)
  • 平成06年問01肢2(扇状地はなだらかな丘陵地より宅地として不適切:◯)
  • 平成04年問01肢1(扇状地は、砂礫層からなるので、構造物の基礎について十分な支持力を得にくい:×)

2 正しい

地すべり地では、常習的に何度も地すべりが繰り返されることが多い。現状は安定しているように見えても、盛土で負荷をかけることにより、地すべりが再発する可能性がある。

■類似過去問(地すべり)

3 正しい

軟弱地盤に盛土をすれば、地盤沈下の可能性がある。
被害は、盛土をした土地にとどまらない。盛土自体が地盤に負荷をかけるから、隣接地まで沈下してしまうおそれもある。

4 正しい

崖錐とは、がけや急斜面の下に、風化・剥離した岩屑が堆積してできた半円錐状の地形をいう。崖錐堆積物は、透水性が高いため、地すべりを起こしやすい。
本肢ではさらに、「切土をする」というのだから、リスクは一層高まる。

■類似過去問(崖錐堆積物)
  • 平成11年問49肢3(崖錐は、谷の出口付近において傾斜の緩い扁平な円錐形状の地形を形成しており、谷出口を頂点とする同心円状の等高線で表されることが多い:×)
  • 平成08年問01肢2(崖錐堆積物は、一般的に透水性が低く、基盤との境付近が水の通り道となって、そこをすべり面とした地すべりが生じやすい:×)
  • 平成04年問01肢4(崖錐堆積物におおわれた地域は、一般的に、切土をすると、崩壊や地すべりを起こしやすい:◯)

>>年度目次に戻る

Written by 家坂 圭一 in: 土地,平成04年過去問 |

コメントはまだありません »

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

Copyright (C) 2005- 株式会社ビーグッド教育企画 All Rights Reserved.
Powered by WordPress | Aeros Theme | TheBuckmaker.com WordPress Themes