7月
08
1994

【宅建過去問】(平成06年問01)土地に関する知識

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次の記述のうち、宅地を選定するに当たって最も適当なものは、どれか。

  1. なだらかな丘稜地
  2. 扇状地
  3. 干拓地
  4. 旧河道

正解:1

1 最も適当である

丘陵とは、地表面は比較的平坦であり、よく締まった砂礫・硬粘土からなり、地下水位は比較的深い地盤である。水はけがよく地盤が安定しているため、自然災害に対し安全であり、また、宅地に適している。

2 適当でない

扇状地とは、河川が山地から平地へと下る谷の出口に、河川により運ばれた砂礫が堆積することで形成される平坦地である。地形図上では、同心円状の等高線を描く。
砂礫で構成されていることで分かるように、扇状地は水はけがよく、地下水位が深い。このため、建築物の基礎として十分な支持力を持つ。しかし、谷の出口であるため、土石流などのリスクが高く、この点には注意が必要である。

18-50-3_2 20-49-2
■類似過去問(扇状地と土石流)
  • 平成22年問49肢2(扇状地の地盤は非堅固。土石流災害に対し安全:×)
  • 平成22年問49肢3(土石流は、斜面崩壊危険地で確率大:◯)
  • 平成20年問49肢2(扇状地は山地から平野部の出口で、勾配が急に緩やかになる所に見られ、等高線が同心円状になるのが特徴的である:◯)
  • 平成18年問50肢3(扇状地とは、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積し、平坦地になった地盤である:◯)
  • 平成13年問49肢2(扇状地では土石流の危険性が大きい:◯)
  • 平成12年問49肢3(扇状地の地盤は非堅固。土石流災害に対し安全:×)
  • 平成08年問01肢1(扇状地の土石流・洪水流の危険性は地形図・空中写真で判別可能:◯)
  • 平成06年問01肢2(扇状地はなだらかな丘陵地より宅地として不適切:◯)
  • 平成04年問01肢1(扇状地は、砂礫層からなるので、構造物の基礎について十分な支持力を得にくい:×)

3 適当でない

干拓とは、農地造成のため、湖や海を堤防などで締め切った上で排水し、湖底や海底を陸地にすることである。このようにしてできた土地を干拓地という。
成り立ちから分かるように、干拓地の地盤は軟弱で、また標高が海面以下であることも多い。宅地とするには、極めて不適切である。

■類似過去問(埋立地・干拓地)

4 適当である

19-49-4洪水などをきっかけに、蛇行していた川の流れが直線上にショートカットされ、その直線上の流れが以後の本流となることがある。この場合、もともと川が流れていたところを旧河道と呼ぶ。もともとは川であったのだから、粘土質であるなど地盤は軟弱である。地盤は軟弱で支持力が弱いため、宅地とするには不適切である。また、旧河道が取り残されて、湖となったものを、その形状から三日月湖と呼んでいる。

 

■類似過去問(旧河道)
  • 平成26年問49肢1(旧河道は、地震や洪水などによる災害を受ける危険度が高い所である:◯)
  • 平成19年問49肢4(旧河道は、沖積平野の蛇行帯に分布する軟弱な地盤であり、建物の不同沈下が発生しやすい:◯)
  • 平成16年問50肢1(旧河道は、軟弱で水はけの悪い土が堆積。宅地とするには要注意:◯)
  • 平成14年問49肢1(旧河道で堆積物上部が厚い粘土層からなるときは、軟弱地盤の可能性が高い:◯)
  • 平成08年問01肢4(旧河道で堆積物上部が厚い粘土層からなるときは、軟弱地盤となって地盤の支持力が小さく、宅地には不適当であることが多い:◯)
  • 平成07年問01肢4(旧河道は、地盤が軟弱、低湿で、地震や洪水による被害を受けることが多い:◯)
  • 平成06年問01肢4(旧河道は、宅地を選定するに当たって最も適当である:×)
  • 平成03年問01肢3(旧河道は、軟弱地盤。自然堤防は、砂質・砂礫質で比較的宅地に適する:◯)

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Written by 家坂 圭一 in: 土地,平成06年過去問 |

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