10月
19
2000

【宅建過去問】(平成12年問49)土地に関する知識

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土地に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 地すべり地の多くは、過去に地すべり活動を起こした経歴があって、地すべり地形と呼ばれる独特の地形を呈し、棚田等の水田として利用されることがある。
  2. 樹木が生育する斜面地では、その根が土層と堅く結合しても、根より深い位置の斜面崩壊に対しては、樹木による安定効果を期待することはできない。
  3. 谷出口に広がる扇状地は、土砂・れき礫が堆積してできたものであるため、地盤は堅固でないが、土石流災害に対しては安全であることが多い。
  4. 自然堤防の背後に広がる低平地は、軟弱な地盤であることが多く、盛土の沈下が問題になりやすい。

正解:3

【1】 ◯ 正しい

地すべり地の多くは、地すべりを繰り返すことがあり、独特の地すべり地形を示す。

■類似過去問(地すべり)

【2】 ◯ 正しい

根より深い位置の斜面崩壊に対しては、樹木による安定効果は期待できない。

【3】 X 誤り

扇状地とは、河川が山地から平地へと下る谷の出口に、河川により運ばれた砂礫が堆積することで形成される平坦地である。地形図上では、同心円状の等高線を描く。
砂礫で構成されていることで分かるように、扇状地は水はけがよく、地下水位が深い。このため、建築物の基礎として十分な支持力を持つ。しかし、谷の出口であるため、土石流などのリスクが高く、この点には注意が必要である。

18-50-3_2 20-49-2

本肢は、「地盤は堅固でない」、「土石流災害に対して安全」の2点が誤り。

■類似過去問(扇状地と土石流)

【4】 ◯ 正しい

自然堤防の背後に広がる低平地は、水を多く含んだ軟弱地盤で、盛土された箇所は沈下しやすい。

■類似過去問(自然堤防・後背湿地)
  • 平成19年問49肢2(後背湿地は、自然堤防・砂丘の背後に形成される軟弱地盤で、水田に使用され、宅地使用は少ない:◯)
  • 平成18年問50肢4(自然堤防とは、河川からの砂や小礫の供給が少ない場所に形成され、細かい粘性土や泥炭などが堆積した地盤である:×)
  • 平成14年問49肢3(河川近傍の低平地で盛土した古い家屋が多いのは、洪水常習地帯の可能性が高い:◯)
  • 平成12年問49肢4(自然堤防の背後の低平地は、軟弱地盤で、盛土の沈下が問題になる:◯)
  • 平成08年問01肢3(自然堤防は、主に砂や小礫からなり、排水性がよく地盤の支持力もあるため、宅地として良好な土地であることが多い:◯)
  • 平成07年問01肢3(自然堤防に囲まれた低地は、地盤が安定していることが多い:×)
  • 平成03年問01肢3(旧河道は軟弱地盤となっている所が多いが、自然堤防は、砂質や砂礫質の土からなり、比較的宅地に適している:◯)

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Written by 家坂 圭一 in: 平成12年過去問,土地 |

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