『史上最強の宅建士』権利関係[05]時効

『史上最強の宅建士テキスト』と連動した本試験過去問リストです
『史上最強の宅建士テキスト』をお手元に置いて御覧ください。

>>『史上最強の宅建士』Part2 権利関係の目次へ

1 取得時効

  • ①取得時効とは
    所有権以外の財産権の取得時効(民法[07]2(4))
     年-問-肢内容正誤
    122-03-1土地の賃借権は、物権ではなく、契約に基づく債権であるので、土地の継続的な用益という外形的かつ客観的事実が存在したとしても、時効によって取得することはできない。×
    農地の時効取得(民法[07]2(1))
     年-問-肢内容正誤
    127-04-4農地について賃貸借契約を締結し、20年以上賃料を支払い継続的に耕作しても、農地法の許可がなければ、賃借権を時効取得することができない。×
    210-02-4農地が時効取得できるのは、農地法の許可を受けたときに限られる。×
  • ②所有権の取得時効
    取得時効:所有の意思がない場合(民法[07]2(1))
     年-問-肢内容正誤
    127-04-1土地についての賃借権を相続により承継して賃料を払い続けている者は、相続から20年間占有すれば、時効によって土地所有権を取得することができる。×
    226-03-420年間、平穏・公然と他人が所有する土地を占有した者は、占有取得の原因たる事実のいかんにかかわらず、土地の所有権を取得する。×
    316-05-3
    Aから土地を借りていたBが死亡し、借地であることを知らない相続人Cがその土地を相続により取得したと考えて利用していたとしても、CはBの借地人の地位を相続するだけなので、土地の所有権を時効で取得することはない。
    ×
    4
    16-05-4Cが期間を定めずBから土地を借りて利用していた場合、Cの占有が20年を超えれば、Cは20年の取得時効を主張することができる。×
    504-04-4Aが20年間平穏かつ公然に占有を続けた場合においても、その占有が賃借権に基づくもので所有の意思がないときは、土地所有者が賃料を請求せず、Aが支払っていないとしても、Aは、その土地の所有権を時効取得することができない。
    自己の所有と信じて占有している土地(民法[07]2(1))
     年-問-肢内容正誤
    122-03-2自己の所有と信じて占有している土地の一部に、隣接する他人の土地の筆の一部が含まれていても、他の要件を満たせば、当該他人の土地の一部の所有権を時効によって取得することができる。
    219-13-1
    (Aが所有者として登記されている甲土地上に、Bが所有者として登記されている乙建物があり、CがAから甲土地を購入した。)Bが甲土地を自分の土地であると判断して乙建物を建築していた場合であっても、Cは、Bに対して建物を収去して土地を明け渡すよう請求できない場合がある。
    民法[07]2(2)
    占有開始の時

     年-問-肢内容正誤
    104-04-2善意無過失で占有を開始し7年間占有を続けた後、その土地が他人所有のものと知った場合、その後3年間占有を続ければ、所有権を時効取得できる。
  • ③代理占有
    自己占有と代理占有(民法[09]2(2))
     年-問-肢内容正誤
    127-05-3丙土地の占有を代理しているDは、丙土地の占有が第三者に妨害された場合には、第三者に対して占有保持の訴えを提起することができる。
    214‐03‐1売主A・買主Bの売買契約解除後、Aが、Bに対して建物をCのために占有することを指示し、Cがそれを承諾しただけでは、AがCに建物を引き渡したことにはならない。×
    310‐02‐2A所有の甲土地をBが2年間自己占有し、引き続き18年間Cに賃貸していた場合には、Bに所有の意思があっても、Bは、時効によって甲土地の所有権を取得することができない。×
    404‐04‐1Bの所有地をAが善意無過失で占有を開始し、所有の意思をもって、平穏かつ公然に7年間占有を続けた後、Cに3年間賃貸した場合、Aは、その土地の所有権を時効取得することはできない。×
  • ④占有の承継
    占有の承継(民法[09]3)
     年-問-肢内容正誤
    127-04-2Bの父が11年間所有の意思をもって平穏かつ公然に甲土地を占有した後、Bが相続によりその占有を承継し、引き続き9年間所有の意思をもって平穏かつ公然に占有していても、Bは、時効によって甲土地の所有権を取得することはできない。×
    216-05-1Bが平穏・公然・善意・無過失に所有の意思をもって8年間占有し、CがBから土地の譲渡を受けて2年間占有した場合、当該土地の真の所有者はBではなかったとCが知っていたとしても、Cは10年の取得時効を主張できる。
    316-05-2Bが所有の意思をもって5年間占有し、CがBから土地の譲渡を受けて平穏・公然に5年間占有した場合、Cが占有の開始時に善意・無過失であれば、Bの占有に瑕疵があるかどうかにかかわらず、Cは10年の取得時効を主張できる。×
    416-05-3Aから土地を借りていたBが死亡し、借地であることを知らない相続人Cがその土地を相続により取得したと考えて利用していたとしても、CはBの借地人の地位を相続するだけなので、土地の所有権を時効で取得することはない。×
    510-02-1Bの父が15年間所有の意思をもって平穏かつ公然に甲土地を占有し、Bが相続によりその占有を承継した場合でも、B自身がその後5年間占有しただけでは、Bは、時効によって甲土地の所有権を取得することができない。×
    604-04-1Aが善意無過失で占有を開始し、所有の意思をもって、平穏かつ公然に7年間占有を続けた後、Cに3年間賃貸した場合、Aは、その土地の所有権を時効取得することはできない。×

2 消滅時効

  • ①消滅時効とは
    所有権の時効消滅(民法[07]3(1))
     年-問-肢内容正誤
    126-03-2所有権は、権利行使できる時から20年間行使しないときは消滅し、目的物は国庫に帰属する。×
    217-04-1所有権は、取得のときから20年間行使しなかった場合、時効により消滅する。×
  • ②消滅時効の起算点
    消滅時効の起算点(民法[07]3(2))
     年-問-肢内容正誤
    127-01-1債務の不履行に基づく人の生命又は身体の侵害による損害賠償請求権は、権利を行使することができる時から20年間行使しないときは、時効によって消滅する旨は、民法の条文に規定されている。×
    226-03-3売主に対する瑕疵担保による損害賠償請求権には消滅時効の適用があり、買主が目的物の引渡しを受けた時から進行する。
    322-06-3履行不能による損害賠償債務の消滅時効は、本来の債務を請求し得る時から進行する。
    409-04-1弁済期を定めない貸金債権は、時効によって消滅しない。×
    502-03-2
    返済期を定めていない貸金債権の消滅時効は、貸主の催告の有無にかかわらず、貸し付けたときから起算される。
  • ③消滅時効が完成するまでの期間
    判決で確定した権利の消滅時効(民法[07]3(1))
     年-問-肢内容正誤
    109‐04‐2裁判上の和解が成立し1年後に支払うことになった場合、消滅時効期間は、和解成立から10年となる。×
    201‐02‐2勝訴判決が確定した場合、時効は新たに進行を開始し、その時効期間は10年となる。

3 時効の中断

  • ①請求
    時効の中断事由:裁判上の請求(民法[07]5(2))
     年-問-肢内容正誤
    109-04-4不動産強制競売手続において催告を受けた抵当権者がする債権の届出は、その届出に係る債権に関する裁判上の請求、破産手続参加又はこれらに準ずる時効中断事由に該当する。×
    207-03-2
    債権者が債務者に対して訴訟により弁済を求めても、その訴えが却下された場合は、時効中断の効力は生じない。
    301-02-3
    金銭債権の債権者Aが訴えを取り下げた場合、Aの金銭債権は、Aがその取下げをした日から10年間権利を行使しないとき、消滅する。×
    時効の時効中断:催告(民法[07]5(2))
     年-問-肢内容正誤
    121-03-3内容証明郵便による請求だけで、消滅時効が中断する。×
    201-02-2訴えの提起前6か月以内に催告しても、時効が中断されるのは訴え提起のときである。×
  • ②差押え、仮差押えまたは仮処分
  • ③承認
    時効の中断事由:承認(民法[07]5(2))
     年-問-肢内容正誤
    130-04-4債務者が時効の完成の事実を知らずに債務の承認をした場合、その後、債務者はその完成した消滅時効を援用することはできない。
    221-03-4消滅時効完成後に債務者が債権を承認した場合、時効完成を知らなかったとしても、時効の援用は許されない。
    317-04-4消滅時効完成後に債務者が債権を承認した場合、時効完成を知らなかったとしても、時効の援用は許されない。
    412-02-2物上保証人が、債権者に対し、金銭債務の存在を時効期間の経過前に承認した場合、当該債務の消滅時効の中断の効力が生じる。×
    512-02-3主債務者が、債権者に対し、金銭債務の存在を時効期間の経過前に承認した場合、物上保証人は、当該債務の消滅時効の中断の効力を否定することができない。
    607-03-4債務の承認をした場合、債務者が被保佐人であって、保佐人の同意を得ていなくても、時効中断の効力を生じる。

4 時効の援用

  • 過去問リスト
    時効の効力(民法[07]4)
     年-問-肢内容正誤
    時効の効力
    129-02-1
    Aの所有する甲土地をBが時効取得した場合、Bが甲土地の所有権を取得するのは、取得時効の完成時である。×
    時効の援用
    130-04-1
    消滅時効完成後に主たる債務者が時効の利益を放棄した場合であっても、保証人は時効を援用することができる。
    230-04-2後順位抵当権者は、先順位抵当権の被担保債権の消滅時効を援用することができる。×
    330-04-3詐害行為の受益者は、債権者から詐害行為取消権を行使されている場合、当該債権者の有する被保全債権について、消滅時効を援用することができる。
    412-02-1
    物上保証人は、主たる債務者の消滅時効を援用できる。
    509-04-3
    物上保証人は、債権の消滅時効を援用して債権者に抵当権の抹消を求めることができる。
    時効の利益の放棄
    130-04-1消滅時効完成後に主たる債務者が時効の利益を放棄した場合であっても、保証人は時効を援用することができる。
    221-03-2賃借人が、賃貸人との建物賃貸借契約締結時に、賃料債権につき消滅時効の利益はあらかじめ放棄する旨約定したとしても、その約定に法的効力は認められない。

5 時効の利益の放棄

  • 過去問リスト
    時効の効力(民法[07]4)
     年-問-肢内容正誤
    時効の効力
    129-02-1
    Aの所有する甲土地をBが時効取得した場合、Bが甲土地の所有権を取得するのは、取得時効の完成時である。×
    時効の援用
    130-04-1
    消滅時効完成後に主たる債務者が時効の利益を放棄した場合であっても、保証人は時効を援用することができる。
    230-04-2後順位抵当権者は、先順位抵当権の被担保債権の消滅時効を援用することができる。×
    330-04-3詐害行為の受益者は、債権者から詐害行為取消権を行使されている場合、当該債権者の有する被保全債権について、消滅時効を援用することができる。
    412-02-1
    物上保証人は、主たる債務者の消滅時効を援用できる。
    509-04-3
    物上保証人は、債権の消滅時効を援用して債権者に抵当権の抹消を求めることができる。
    時効の利益の放棄
    130-04-1消滅時効完成後に主たる債務者が時効の利益を放棄した場合であっても、保証人は時効を援用することができる。
    221-03-2賃借人が、賃貸人との建物賃貸借契約締結時に、賃料債権につき消滅時効の利益はあらかじめ放棄する旨約定したとしても、その約定に法的効力は認められない。

>>『史上最強の宅建士』Part2 権利関係の目次へ


『史上最強の宅建士テキスト』と連動した本試験過去問リストです
『史上最強の宅建士テキスト』をお手元に置いて御覧ください。

『史上最強の宅建士』権利関係[05]時効” に対して1件のコメントがあります。

  1. 伊藤 より:

    過去問のリストを活用させていただいております。
    「◯」「×」が見えないようになる仕様は考えてらっしゃいますか。
    ここで一問一問の正誤を確認しているので、わざわざ何かで隠しています。
    そんな風に使えたら、サイトはもっと使いやすいものになるかと思います。
    大変な労力を必要とするかもしれませんが・・・・・

    1. 家坂 圭一 より:

      そのような機能が実現できればいいのですが、当社には、そのような知識も技術もありません。
      「◯×テスト」のような機能は、eラーニング版のリリースまでお待ち下さい。

      Web上の「類似過去問」は、類似過去問の一覧を示し、各問へのリンク集となることを目的としています。
      テスト問題として、正解を隠しながら問題演習をするのに適したものではありません。

      実戦演習のためには、Step.2用の『一問一答式問題集』を用意していますので、こちらを御利用ください。
      定規を一本用意するだけで、「正解の◯×欄」を隠すことができます。
      【2019年版】宅建Step.2 実戦応用編講座

      『一問一答式問題集』(ダウンロード版)だけでよろしければ、無料で公開しています。
      宅建Step.2『一問一答式問題集』(2019年版)を無料公開

  2. 伊藤 より:

    ③消滅時効が完成するまでの期間
    民法[07]3(1)
    判決で確定した権利の消滅時効
    年-問-肢 内容 正誤
    1 09‐04‐2 裁判上の和解が成立し1年後に支払うことになった場合、消滅時効期間は、和解成立から10年となる。 ×
    2 01‐02‐2 勝訴判決が確定した場合、時効は新たに進行を開始し、その時効期間は10年となる。 ◯

    「09‐04‐2」この部分のリンクが正しくありません。

    1. 家坂 圭一 より:

      伊藤様

      御指摘ありがとうございます。
      リンクが切れていたので修正しました。御確認ください。
      今後とも当サイトをよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です