7月
11
1993

【宅建過去問】(平成05年問01)土地に関する知識

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土地に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 地山を切土して宅地を造成する場合、風化による強度の低下と流水による浸蝕のおそれがあるので、擁壁で覆うか、又は速やかに植生等をして、そのがけ面を保護しなければならない。
  2. 著しく傾斜している谷に盛土して宅地を造成する場合、盛土前の地盤と盛土が接する面がすべり面となって崩壊するおそれがあるので、原地盤に繁茂している樹木を残したまま盛土を行って、その安定を図らなければならない。
  3. 高含水性の粘性土等が堆積している軟弱地盤は、盛土や建物の荷重によって大きな沈下を生じたり、側方に滑動したりすることがあるので、開発事業に当たっては、十分注意しなければならない。
  4. 産業廃棄物の処分場跡地を宅地に利用する場合は、あらかじめ、長時間をかけて、ガス抜き、浸出水の浄化、地盤沈下等の観測等を行わなければならない。

正解:2

1 正しい

切土により人工的に形成された崖面は、風化や流水により、徐々に強度を失う。崩壊を防止するためには、擁壁の設置、石張り、芝張り、モルタルの吹付けなどの措置を講ずる必要がある。

2 誤り

著しく傾斜している谷に盛土して宅地を造成する場合、盛土前の地盤と盛土が接する面がすべり面となって崩壊するおそれがある。ここまでは正しい。
しかし、それを防ぐために必要なのは、段切りなどの措置である。「原地盤に繁茂している樹木を残したまま盛土」を行うのでは、却って崩壊の原因となってしまう。

3 正しい

軟弱地盤に対し、盛土や建物建築により負荷をかければ、地盤沈下や側方滑動の原因となる。これらを防止するためには、地盤の改良、擁壁の設置などの措置が必要である。

4 正しい

産業廃棄物の処分場跡地は、ガスや浸出水により汚染されているリスクが高い。これらによる被害を防ぐためには、宅地として利用するに先立ち、ガス抜きや浸出水の浄化を行わなければならない。また、地盤沈下が起こっていないか、継続的にモニタリングする必要がある。


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Written by 家坂 圭一 in: 平成05年過去問,土地 |

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