「建ぺい率」は「建蔽率」になりました。
都市計画法・建築基準法の改正
都市緑地法等の一部を改正する法律の影響を受け、都市計画法や建築基準法も改正されることになりました。
今回の改正の目玉は、新しい用途地域である「田園住居地域」の導入ですが、これについてはまた別の機会にお話しましょう。
■都市緑地法等の改正について(国土交通省のサイト)
気になるのは「蔽」
改正点のうち、面白いのは「蔽」。
来年(2018年)4月1日付で、建蔽率の「蔽」は、ひらがな「ぺい」から漢字表記になります。
これは2010年に常用漢字表が改正されたことを受けての措置です。このときの総理大臣は、菅直人さん。懐かしいですね。
■常用漢字表に関する情報(文化庁)
改正の実情・方法
「建ぺい率」を「建蔽率」に直すだけなのですが、改正法(都市緑地法等の一部を改正する法律)を見ると、全20か所の改正が必要だったことが分かります。
その一つ一つについて、『「建ぺい率」を「建蔽率」に改め』という改正をコツコツと行っています。「改め文」と呼ばれる法改正の手法ですね。
■「改め文」―法令の一部改正方式―(参議院法制局のサイト)
宅建試験への影響
ということで、来年の宅建試験からは、「建蔽率」という表記が使われます。しかし、これは文字の使いかたのみの問題で、問題を解くうえで、気にする必要はありません。
このサイトでは、既にこの改正についての対応を完了しています。安心して御利用ください。
(一括置換しただけですが。。。)