8月
13
2003

【宅建過去問】(平成15年問49)土地

【過去問本試験解説】発売中

土地に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 地形図の上では斜面の等高線の間隔が不ぞろいで大きく乱れているような場所では、過去に崩壊が発生した可能性があることから、注意が必要である。
  2. 断層は、ある面を境にして地層が上下又は水平方向にくい違っているものであるが、その周辺では地盤の強度が安定しているため、断層に沿った崩壊、地すべりが発生する危険性は低い。
  3. がけ崩れは、梅雨の時期や台風時の豪雨によって発生することが多く、がけに近接する住宅では日頃から降雨に対する注意が必要である。
  4. 地形図で見ると、急傾斜地は等高線の間隔は密になり、傾斜が緩やかな土地では等高線の間隔は疎になっている。

正解:2

【1】 ◯ 正しい

地形図上で斜面の等高線の間隔が不ぞろいで大きく乱れているような場所は、地すべり地帯である疑いがあり、注意を要すべきものとされる。

■類似過去問(等高線)
  • 平成20年問49肢1(等高線の密度が高いところは傾斜が急である:◯)
  • 平成20年問49肢2(扇状地は山地から平野部の出口で、等高線が同心円状になる:◯)
  • 平成20年問49肢3(等高線が山頂に向かって高い方に弧を描いている部分が尾根、山頂から見て等高線が張り出している部分が谷:×)
  • 平成20年問49肢4(等高線の間隔の大きい河口付近では、河川の氾濫により河川より離れた場所でも浸水する可能性が高くなる:◯)
  • 平成15年問49肢1(地形図の上では斜面の等高線の間隔が不ぞろいで大きく乱れているような場所では、過去に崩壊が発生した可能性があることから、注意が必要である:◯)
  • 平成15年問49肢4(急傾斜地は等高線の間隔が密、傾斜が緩やかな土地は等高線の間隔が疎である:◯)
  • 平成11年問49肢1(急傾斜地は等高線の間隔が密、傾斜が緩やかな土地は等高線の間隔が疎である:◯)
  • 平成11年問49肢2(地すべり地については、上部は急斜面、中部は緩やかな斜面、下部には末端部に相当する急斜面があり、等高線は乱れて表れることが多い:◯)
  • 平成11年問49肢3(崖錐は、谷出口を頂点とする同心円状の等高線で表される:×)
  • 平成01年問01肢4(地図の上で等高線が密な所は、その地形の傾斜が急であり、疎の所は、その地形の傾斜が緩やかである:◯)

【2】 X 誤り

断層とは、地下の岩盤が周囲から押されることによってできるズレのことをいう。地層が断ち切られているため、断層と呼ぶのである。
断層によってできた地形を断層地形という。ここでは、直線上の谷(構造谷)や滝など、地形の急変が連続して見られる。
断層地形やその周辺では、地盤が安定しておらず、地層強度は非常に低い。したがって、地すべりの危険性が高くなっている。

■類似過去問(断層地形)
■類似過去問(地すべり)

【3】 ◯ 正しい

がけ崩れは、梅雨の時期や台風時の豪雨によって発生することが多く、がけに近接する住宅では日頃から降雨に対する注意が必要である。

■類似過去問(崖崩れ)
  • 平成24年問49肢4(崖崩れは降雨・豪雨が原因。梅雨・台風に注意:◯)
  • 平成15年問49肢3(崖崩れは梅雨時・台風時に発生。日頃から注意が必要:◯)

【4】 ◯ 正しい

等高線は、土地の高さの違いを、等しい高さを示す線で表したものである。例えば、「標高100mの地点を結んだ曲線」といったものをいう。
そして、例えば、「標高100mの等高線」と「標高150mの等高線」との距離が短かければ(=等高線の間隔が密であれば)、わずかな距離の間に、高さが急激に変わることになる。つまり、急傾斜地である。
逆に、「標高100mの等高線」と「標高150mの等高線」との距離が開いていれば(=等高線の間隔が疎であれば)、高さが緩やかに変化すること分かる。すなわち、傾斜が緩やかな土地である。

■類似過去問(等高線)
  • →肢1

>>年度目次に戻る

Written by 家坂 圭一 in: 平成15年過去問,土地 |

コメントはまだありません »

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

Copyright (C) 2005- 株式会社ビーグッド教育企画 All Rights Reserved.
Powered by WordPress | Aeros Theme | TheBuckmaker.com WordPress Themes